鹿島槍ヶ岳登山：視覚障害者登山

前日扇沢から柏原新道を登って冷池山荘で宿泊。視覚障害者の島ちゃんとサポーターの大前さんとこの日は朝から鹿島槍ヶ岳へと向かう。実は今回の私の山行は営業も兼ねてのもので、懇意にさせていただいている爺ヶ岳の種池山荘やこの冷池山荘のオーナーである柏原さんに登る前日に会って山荘へゲストハウス餓鬼大将のショップカードと私の著書「ずくなし娘」をおかしてもらえないかと・・・柏原さんが快く了承してしてくださったので各々の山荘に持参した次第。大町市で柏原家と言えば柏原新道を作ったことでも有名なご家族である。

この日は午後から天候が崩れるような予報があったのでなるべく早く・・・なのだが・・・私がなかなか歩けずに😭いやはや還暦すぎてトレーニングもせず食事だけはモクモクと食べてお腹を出して・・・では山歩きは厳しいのは分かっているのだが・・・

歩き出すと大町市側が雲海に

この日も綺麗な花が迎えてくれる

視覚障害者登山とは言っても、登りは私が遅いので私の歩行速度で・・・小屋5:45➡️鹿島槍ヶ岳頂上7:35

視覚障害者登山の場合は問題は下り。視覚障害者の誰しも苦労するのは下りで実際に何度かは転ぶことになる。こんなこともあり一般者からは「そんな危ないことを・・云々・・」と良く批判も受けるのだが、危険なのは最初から分かっている。➡️だからやるのだ。

健常者でも同じであろう。登山を始めてステップを踏んで里山から北アルプスのようなところへとステージを上げていくではないか。視覚障害者もそれは同じで誰しも次へと向かおうとする欲求はあるのだ。危ない➡️だからやらない。。。こんな選択肢しか無い人生ってつまらないじゃないですか。誰しも自己責任でチャレンジできる世の中こそが正常で、ハンデキャップを持った人がチャレンジできる世の中こそが素敵な世の中なのではないでしょうか？今までは100人いれば99人の方から批判を受けているのが実態ですが、こんな世の中をなんとか変えられたら、、、

いつも私はこのコースで雷鳥に出会うのだが、往路では会わなかったので？？？島ちゃんにも「俺はいつも会うんだ」と言って歩いているから出て来て欲しい・・・と・・・やっぱり私は持ってる人だ笑笑