ここまでは天井と床を剥がした・・・
75年前の大工仕事が現れた状態に・・・
古民家を再生するならば、この梁は見せた状態で天井を造りたいと思っている。
松本市の解体屋さんから築150年以上の蔵の解体材をいただいたのでそれを活用すべく洗うことに。
この古材は実によくできている。板と板とが連結出来る構造だ。
板の横には溝が掘ってあり、その溝に写真左のように連結材を入れることで板と板が連結する仕組み。よく出来ている。
釘はもちろん和釘を使用している
和釘https://kajidojo.com/wakugi/
現代社会ではこのような古材を活用して家を再生させることはまずない。勿体無い話しである。災害大国日本であるが、災害の都度建築基準法が厳しくなって行きハウスメーカーは「安全」を販売促進に使う。その結果在来工法などもってのほかで家はつまらないものへとなっていってしまっている。ただ単に命を守る道具だ。私は家は命を守る道具の前に住むことを楽しめるものであるべきだと思う。まあ、こんなことを日本で言ってもどうしようもないが・・・
さあ、その楽しめる家とやらを作ってやろうではないか・・・日本人の嫌う在来工法のこの家で・・・